進化したスタンダードマウスピース

 

昨今、管楽器のマウスピースはたくさんの種類が溢れており、奏者がマウスピースを選ぶ際に紆余曲折し、何種類ものマウスピースを所有する時代となっています。そのなか「PLUS NINE」は、すべての奏者が主となるマウスピースとして迷うことなく選んでもらえるよう、安定した吹奏感や音質、耐久性などの基本要素を追求しました。「奇抜でなく、極めて中庸」を目指したマウスピースです。


 

設計

先人たちが進化させてきた設計とテスト奏者の意見を分析し、設計者が「マウスピースの気流バランス」を研究。CADのパラメトリック機能により1/1000mm以下の数値変更、10000R以上の曲線の組み合わせとフィレットを繰り返し、洗練された気流バランスを生み出す、新たな設計。

 

技術

EDM加工により、旋盤加工ではできない極めて精密な内径加工と、NC旋盤による高次元の外径加工。優れたマザーマシンと、それを使いこなす技術者により、今まで困難とされていた硬質素材のマウスピース製作を実現。

 

素材

さまざまな金属の加工を可能にするEDM加工技術の採用で、マウスピースに使用する金属素材の選択肢が広がったなか、音質・音量・伝達性・耐久性など、素材で決まる重要な要素を優先して金属素材を選択。